千葉敦子著『昨日と違う今日を生きる』を読んで
夫くんがお休みの日だったので、早朝ウォーキング。
7時前に近所の公園へ行ってストレッチをするだけで、汗だくになる。
ウォーキングといっても、二人とも(特に夫くん)暑さに弱いため、
長距離を歩くことができない。
よってこの時期のウォーキングは、近くの公園に運動をして
走って帰ることを指す。
kindleで買っていた、千葉敦子著『昨日と違う今日を生きる』角川ソフィア文庫を集中して読む。
kindleで見かけて初めて知ったので購入を躊躇したが、なんといってもタイトルに惹かれた。
乳がんの再発が見つかるものの、ずっと行きたかったニューヨーク行きを決意する国際ジャーナリストが綴るノンフィクションだ。
アメリカでの診療先、お金の問題、仕事のことなど不安要素が山積みで、それを克明に綴っていく。
この本を読んで感銘をうけたのは、40歳の独身のキャリアウーマンが、知り合いのいないニューヨークに居を構えていくところだ。
別段珍しいことではないことかもしれないが、奥付を見ると出版は昭和63年で1988年、実際にニューヨークに移ったのが昭和58年の1983年、約37年前だというからびっくりした。
今は独身でいることはそれほど珍しくないけれど、その時代、独身の女性が日本を離れるのはとても珍しいことではなかっただろうか。
無心に読み進め、一気に読み終わってしまった。
本の中でも、著者が数冊あるというので、明日図書館へ行ってあるだけ借りてみようと思う。