40代コミュ障主婦の日々のこと

神奈川在住の40代夫婦ふたり暮らし、日々のこと(好きな本、食べること、動物)

本を一日読みふける日

 

今日は朝からマラソンでも出来そうなくらい元気。

そういう日は珍しいし、朝から活動できるのは一日を長く使えて気分がいいものだ。

 

何をしようか考えて、図書館で借りている本を一気に読むことにした。

返却期限を過ぎている、若竹七海著『錆びた滑車』を一気に読み終わる。

ミステリーとして面白いが、後には特に何も残らない。だからこそそういう本が好き。

 

千葉敦子著『ニューヨークの24時間』と『「死への準備」日記』を一息に読み終わる。

 

『ニューヨークの24時間』は前に出版されていた『ニュー・ウーマン』の時間管理のニューヨークバージョン。

印象に残ったのは、時間の使い方は生き方の問題ということ。

それから、本題の前にダラダラとした挨拶が多いこと。

体裁を整えるばかりで、効率的な時間の使い方をしていない日本人にいら立ってるようだった。

これは、私も同感。

 

『「死への準備」日記』は当時の世界情勢や日本情報が面白かった。

千葉敦子氏の著書全体で書かれている女性蔑視についてや栄養のある食事について。

 

日本の人口についても。

87年4月当時、日本の人口増加がこのまま進むと、生活水準を質的に達成できない(友人談)とあるが、30年ほど経って現在は人口減少にある。

ただ、生活水準云々より高齢化が進んで経済が回らなくなる、という状況になっている。

 

日本製品について。

ほとんど日本製品のため当時円高だったが商品は高いまま。どこかがコントロールしているのか分からないが、高いばかりで恩恵を受けることがないということだった。

当時の私は子供でそのあたりは全く実感にないが、今は海外製品はぐっと増えている。

例えば当時の日本製品は、ゴム手袋、ブラシ、電話、運動靴など。

ブラシと電話は分からないが、その他はほぼ海外製品になっている。

 

千葉敦子氏は、1987年7月7日に最後の原稿を送り、9日にアメリカで逝去した。

ご存命なら、今の日本とアメリカをどう見ていたのだろうか。

もっと著書を読みたかった。

もっとも、今も生きていたなら私は千葉敦子氏を知ることはなかったかもしれない。

 

朝から本を読んでいたせいか、目がつかれた。でも達成感のある一日。